今日は、ジャズ・スタンダード以外の好きな曲の中からヴォカリーズの曲を一曲。 もう十五年以上も前のことですが、知人からナタリー・デセイというソプラノ歌手の「Vocalises」というCDをもらいました。 ナタリー・デセイという歌手も初めてでしたし、収録さ…
今朝ふと庭を眺めて、梅の木に花が咲いていることに気付きました。 陽の光を浴びて輝く白い花びらが気持ちが良いので、写真におさめたくなりカメラを手に庭に出ました。 昨年は梅の実がかなりなったので、庭でとった梅の実で梅シロップをつくりました。 今年…
コール・ポーターの曲を知りたければ、以前にも紹介しましたが、エラ・フィッツジェラルドの「The Cole Porter Songbook Vol.1 & Vol.2」の2枚はお勧めです。 2枚で32曲収録されていて決定盤に挙げたい演奏が色々ある中で、自分にとってのベストはと問われれ…
「John Coltrane and Johnny Hartman」を聴いてあこがれたジョニー・ハートマンですが、その後、他のアルバムも聴きこみました。 先に紹介した"In the Wee Small Hours of the Morning"が収録された「I Just Dropped By To Say Hello」、そして「Songs From …
デューク・エリントン楽団の作編曲者であったビリー・ストレイホーンが書いた『Lush Life』は、「John Coltrane and Johnny Hartman」のジョニー・ハートマンの歌で初めて聴きました。 難解な曲というのが第一印象でしたが、何度も聴き込んで歌詞の内容も理…
コール・ポーターの曲に熱中した時期がありました。 コール・ポーターの曲は、メロディーはエキゾチシズムに溢れていてコード進行がユニークですし、歌詞も個性的でおもしろい表現も多くて、とにかく”粋”という表現がぴったりという気がします。 コール・ポ…
女性ボーカルでは、一時期ダイアナ・クラールをよく聴きました。 彼女のアルバム「All Of You」(1996年)、[Love Scenes」(1997年)、「When I Look In Your Eyes」(1999年)の3作品は気に入っていて、彼女のアルバムで初めて知る良い曲が多くありました。 ダイ…
夜中過ぎから午前3時頃までのことを英語では"wee small hours"というそうです。 日本語は少し微妙なようで、「未明」は辞典では「午前3時~日の出前」を指す一方で、天気予報の用語では「午前0時~3時」の意味で使われるそうなので、"wee small hours"は「未…
「マンボ・キングス/わが心のマリア」という、1950年代のマンボ流行時の音楽界を舞台に、ラテン・ミュージシャンの兄弟の青春を描いた映画がありました。 1992年公開なのでもう随分前の映画ですが、アーマンド・アサンテがエネルギッシュな兄を、アントニオ…
今日、金魚を三匹、我が家へ連れてきました。 細長い体に長い尾(吹き流し尾)を持つ"コメット"という種類です。 アメリカ産の金魚で、日本から輸出された琉金の中から発見された突然変異個体をフナと交雑させた結果生まれた品種です。 泳ぎが早く、長いヒレ…
1970年代後半から1080年代半ばにかけて、角川書店/角川春樹事務所制作による"角川映画"が一時代を築きました。 自ら見に行った映画はありませんでしたが、テレビCMによる映像+キャッチコピーのインパクトが強かったことを思い出します。 1977年公開の「人間…
クリスマス・ソングには「The Christmas Song」、「Have Yourself a Merry Little Christmas」など好きな曲がありますが、それでも12月の曲として最初に思い浮かぶのは、12月のマンハッタンを舞台にした『Violets For Your Furs』です。 トム・アデア作詞、…
ドイツに滞在していた頃、妻と二人で地元の合唱団に入りました。 ドイツの人たちと何かで交流してみたいという気持ちがあり、二人とも歌が好きで合唱の経験があったので、地元の合唱団を探して見学に行ってみました。 日本人が来るのは初めてで、指揮者/リー…
今回は、スタンダードでノリのよい『Just In Time』です。 昔フィリピン・セブ島のリゾートに滞在した際に、ホテルのレストランでピアノの伴奏で歌ったことがあります。 そのレストランにはカクテル・ミュージックを演奏する男性ピアニストがいて、スタンダ…
娘が生まれた直後だったか、「A Child Is Born」が聴きたくてトニー・ベネットとビル・エヴァンスのデュオ・アルバム「Together Again」を購入しました。 このアルバムには「A Child In Born」を始め、心に沁みる曲が数多く収められています。 『Make Someon…
ファンキー・ジャズを代表するピアニスト兼作曲家にボビー・ティモンズがいます。 彼はアート・ブレーキー&ジャズ・メッセンジャー、キャノンボール・アダレイ・クインテット在籍中にヒット曲を次々と世に送り出しました。 彼のヒット曲の一つに『Dat Dere…
先月(11月)のドイツ出張の折、週末にケルンに行ってきました。 ちょうどヴァルラフ・リヒャルツ美術館で、『DIE KATHEDRALE(大聖堂)』というケルンならではの特別展が開催されていたので見てみたかったのと、久しぶりにケルシュ(地ビール)を飲みたくなっ…
11月中旬から月末にかけてドイツ&イギリスに出張、クリスマス・マーケットとクリスマスに飾られた街並みを見てきました。 横浜市でも都筑・ドイツ交流イベント実行委員会の企画・運営による「ドイツクリスマスマーケットin都筑」が12月6日からスタート。 我…
自分をイタリア・ルネサンス絵画へ誘ってくれたのは、学生時代の初めてのイタリア旅行で、フィレンツェのウフィツィ美術館で観たフィリッポ・リッピの「聖母子と二天使」でした。 ウフィツィで初めて観た数多くの宗教画の中で、フィリッポ・リッピが描くマド…
ニコラス・ケイジが1995年度のアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞の最優秀主演男優賞を獲得した「リービング・ラスベガス」という映画がありました。 ラスベガスを舞台にニコラス・ケイジ扮するアルコール依存症の男ベンとエリザベス・シュー演じる娼婦サ…
ジャズ・ヴォーカルを始めた頃、最初にあこがれた歌手はジョニー・ハートマンでした。 彼の声の低音の響きには艶があり、柔らかく温かみがあります。 彼のバリトンの声は"ヴェルヴェット・ヴォイス"と呼ばれていますが、聴いていてとても心地よく、包み込ま…
イタリアには何度か旅行していますが、イタリア20州の中でまだ訪れたことがない州が数多く残っています。 マルケ州もその一つです。 ウルビーノはラファエロの生まれた世界遺産の街。 そして、アスコリ・ピチェーノはクリヴェッリが活躍し家庭を築いていただ…
そろそろ音楽についても書いてみようという気になりました。 ジャズ、クラシック、映画音楽等々、ジャンルを問わず好きな音楽は多くあります。 ただ、一時期ジャズ・ボーカルにのめり込んでスタンダードをたくさん聞いて歌ってきたので、特にジャズ・スタン…
コレッジョは、パルマ大聖堂の円天井画に携わった時期(1526年~30年)に、並行して油彩画の傑作も生みだしました。 パルマ国立美術館ではコレッジョの油彩画も色々鑑賞することができます。 パルマのサンタントニオ聖堂の礼拝堂の祭壇画として描かれた『聖母…
ドイツ駐在中に北方ルネサンスにのめり込む以前は、イタリア・ルネサンス絵画が好きで度々イタリアに旅行していました。 この時代の画家の場合、画家が活躍した都市の聖堂に代表作が残されていることが多く、目的の画家の代表作を見るために、フィレンツェ、…
2003年の夏、美術館巡りを目的に妻とスイスを旅行した際、リヒテンシュタインの美術館(ファドゥーツ・コレクション)を訪ねました。 その日は朝、ボーデン湖の畔にあるドイツの町、コンスタンツを出発。 ボーデン湖はドイツとスイスとオーストリアの国境の…
二年半ぶりに蓼科方面に出かけました。 今回は御射鹿池とともに、奥蓼科温泉郷にある横谷峡にも足をのばしてみました。 横谷峡は長野県屈指の紅葉スポットとして知られています。 渋川の清流に沿って、乙女滝からおしどり隠しの滝まで約3kmにわたって遊歩道…
2009年10月、2012年4月に続き、10月の連休中にみたび御射鹿池を訪れました。 5年前に初めて訪れた際は10月の初めでまだ紅葉が始まりかけた頃でした。 今回は初回訪問時より時期的に一週間遅く、その分紅葉も進行していました。 水面が鏡のように赤や黄色に色…
海外出張中の自由時間に美術館を見て回るようになった頃、『私の好きな世界の美術館・ベスト3』(リテレール・ブックス)という本を購入して読みました。 評論家、学者、作家、芸術家など48名の著名人が各々自分の好きな美術館やその美術館の収蔵品について…
昨晩の皆既月食、全国で大勢の人が観測することができたそうです。 昨日は皆既月食をじっくり観察しようと仕事を早めに切り上げて帰ってきたのですが、我々の住む場所の夜空には早いうちから雲がかかってしまいました。 最寄駅から家への帰途、午後6時20分頃…