la-musicaの美の採掘坑

自然、美術、音楽、訪れた場所などについて、「スゴイ!」「きれいだな...」「いいね」と感じたものごとを書き留めています。皆さんの心に留まる記事がひとつでもあればうれしいです。

2015-01-01から1年間の記事一覧

星を見る夕べ、再び (センス・オブ・ワンダー 35)

先週、9月の第二土曜日、かわさき宙と緑の科学館の「星を見る夕べ」に行ってきました。 かわさき宙と緑の科学館の星空観察会に初めて行ったのは今年の3月28日。 その後も機会をうかがっていたのですが、月二回の開催日が雨や曇りで中止となることが多く、暫…

ノマキューブ~どんぐりころころ (手づくりバンザイ 12)

妻と子供たちに、劇作家/パフォーミング・アーティスト「小林賢太郎」がブームです。 暫く前にNHKで『小林賢太郎テレビ』を観て以来のブームですが、最近NHKオンデマンドで、昔の「小林賢太郎テレビ1 〜ポツネン氏の不思議な1日〜」「小林賢太郎テレビ2 〜…

大唐西域壁画 (絵の採掘坑 30)

京都・龍谷ミュージアムの「三蔵法師玄奘」展を訪ねた翌日、朝一番で奈良・西ノ京にある薬師寺を訪れました。 夏休み期間中、玄奘三蔵院伽藍は8月13日~15日の三日間のみ公開とのことで、どの程度の人出になるのか想像がつかなかったので、開門の8時半に間に…

三蔵法師玄奘と薬師寺 (永遠の場所 30)

今回の京都・奈良旅行に際しては、息子が「西遊記」を読み始めていたことも一つのきっかけとなり、玄奘三蔵の遺骨が分骨され祀られている奈良・薬師寺を訪れたいと考えていました。 第一の目的は、日本画家・平山郁夫が玄奘三蔵の苦難の記録である「大唐西域…

平等院鳳凰堂 (永遠の場所 29)

京都・奈良旅行の二日目に、昨年、平成26年10月に平成修理が終わってよみがえった宇治の平等院鳳凰堂に行ってきました。 平等院鳳凰堂は前日訪れた三十三間堂以上に国宝が揃っている場所です。 四棟で構成される鳳凰堂、本尊阿弥陀如来坐像、52体の雲中供養…

京都~観光バスツアー (永遠の場所 28)

夏休みに帰省した機会に、足を少し延ばして京都・奈良に二泊三日で旅行してきました。 夏の京都を子供達と一緒に路線バスと電車で観光するには限界があると考え、初日は観光バスを利用して、小学校の教科書にも載っているスタンダードな観光スポットを見て回…

生物多様性センター~標本収蔵庫ツアー (センス・オブ・ワンダー 34)

生物多様性センターでの「生物多様性まつり2015」は、8月2日(日)朝9時からのスタートでした。 我々は9時30分からの標本収蔵庫ツアーの初回に参加したかったので、8時半をめがけてセンターに向かいました。 センターのスタッフの人達がオープニングの準備を…

生物多様性センター~初回訪問 (センス・オブ・ワンダー 33)

7月に山中湖でキャンプした機会に、午後のチェックインまでの時間を富士吉田市の生物多様性センターで過ごすことにしました。 生物多様性センターは、生物多様性国家戦略に基づき、我が国の生物多様性の保全を積極的に推進し、世界の生物多様性の保全に貢献…

山中湖 (プチ絶景 9)

しばらくぶりに山中湖でキャンプをしてきました。 富士山を一望できる湖畔のオートキャンプ・サイトで、今回は天気に恵まれ景色も楽しんできました。 キャンプ場には昼食後に到着。 家族でさっと設営した後は子供たちと湖で水遊び。 湖面の標高は980mと高い…

みたび、オオムラサキ! (センス・オブ・ワンダー 32)

七夕の前の週末にオオムラサキセンターに行ってきました。 オオムラサキの成虫に会いに七夕の時期に訪れたのは今年で三度目。 梅雨明け前のその日は朝から雨。 北杜市のオオムラサキセンターに到着した朝10時頃には雨はあがっていましたが、曇り空で湿度も高…

キース・ジャレット~ケルン・コンサートから (歌の採掘坑 24)

前回、ウィーンを舞台にした映画「ジェラシー(Bad Timing)」について触れましたが、ニコラス・ローグ監督の同映画を通じて知ることでその後親しむことになったのは、クリムト/分離派の絵画だけではありません。 キース・ジャレットの『The Köln Concert ケ…

クリムトの風景画 (絵の採掘坑 29)

仕事でウィーンを訪問し週末を過ごす機会を得ました。 この機会に久しぶりにクリムトの絵を観ることにして、ベルヴェデーレ宮殿オーストリア・ギャラリーとレオポルト・ギャラリーに足を運びました。 振り返ってみると、初めてクリムトの絵に触れたのは高校…

高尾山ハイキング (センス・オブ・ワンダー 31)

天気が良かった6月最初の日曜日、ハイキングでもしようということで、家族で高尾山に行くことにしました。 社会人になって暫く中央線沿線に住んでいた頃、電車で寝過ごし度々高尾まで行ってしまったものでしたが、高尾山には一度も登ったことがありませんで…

バッハ~ゴルトベルク変奏曲 (歌の採掘坑 23)

5月28日にミューザ川崎シンフォニーホールでの"MUZAアコースティック・ライブ"で、マルティン・シュタットフェルトのバッハの演奏を聴いてきました。 曲目はイタリア協奏曲とゴルトベルク変奏曲。 バッハのゴルトベルク変奏曲は、以前からグレン・グールドの…

ベートーヴェン~交響曲第7番第2楽章 (歌の採掘坑 22)

先日、名画座で『パリよ、永遠に』という映画を見ました。 舞台は、第二次大戦末期のナチス・ドイツ占領下のパリ。ヒトラー命令による「パリ壊滅作戦」が実行されようとしている日。 パリで生まれ育った中立国スウェーデン総領事ノルドリンクが、パリ壊滅作…

木のカトラリー (手づくりバンザイ 11)

昔作ったヒノキのバターナイフがくたびれてきたので少し手を入れました。 もともとは4~5年前に作ったもの。 当時、木のカトラリーの本を見て自分でも作ってみたくなり、ホームセンターで木材を買ってきて削って作りました。 バターナイフは、スプーンやフォ…

新緑の龍王峡 (センス・オブ・ワンダー 30)

会津への鉄道旅行の往路で、鬼怒川の景勝地龍王峡でハイキングをしてきました。 龍王峡へは、野岩鉄道の最初の駅である新藤原駅の次、龍王峡駅を降りてすぐです。 東武鉄道との直通があるので浅草から快速会津田島行きで乗り換えずに行けます。 今から約2200…

鉄道旅行~会津への道 (永遠の場所 27)

東武鉄道の「ゆったり会津 東武フリーパス」を使って会津へ行ってきました。 鉄道好きの息子と二泊三日で家族旅行をするにはちょうど良いと考えて計画を立てましたが、色々な意味で新たな発見がある旅になりました。 東京浅草から会津若松までは、①東武伊勢…

神縄断層 (センス・オブ・ワンダー 29)

伊豆半島が本州に衝突した現場である「神縄(かんなわ)断層」に行ってきました。 6年半ほど前に一度見に行きましたが、当時子供達は幼かったので覚えておらず、娘が見たいということで再訪することにしました。 前回は二か所、神奈川県の山北町皆瀬川の露頭…

帰省 (歌の採掘坑 21)

僕の娘も歌が好きです。 自分の子供の頃の音楽体験を振り返ってみると、大学生になるまではメロディ偏重で過ごしてきていて、歌の歌詞を噛みしめたという記憶はほとんどありません。 一方、娘は小さい頃から言葉に対する感受性が強く、いつも歌詞を意識して…

I'll Remember April (歌の採掘坑 20)

四月を歌ったスタンダード・ナンバーでまず思い浮かべるのはジョニー・ハートマンが歌う『I'll Remember April』です。 バーノン・デューク作曲の「April In Paris」という名曲もありますが、自分にとっては、やはりジョニー・ハートマンの歌で『I'll Rememb…

ミュージック・ボックス (歌の採掘坑 19)

歌手の名前はわからないのですが、昔聴いてその声と旋律が深く記憶に刻み込まれていて、今でも思い浮かべられる曲があります。 コンサートではなく映画で聴いた曲ですが、サウンドトラックのCDにも歌手の名前は記載されておらず、その女性ボーカリストが誰で…

チュロス (手づくりバンザイ 10)

ある雑誌にチュロスの作り方が紹介されていたのを見て、先週末にチュロスを作ってみました。 チュロスは今では日本でも定着して多くのパン屋さんで売られていますが、昔(学生の頃)スペインを旅した時にバルの朝食で食べて気に入り、日本にもあればよいのに…

マコトローズ (手づくりバンザイ 9)

折り紙作家の山口真さんによる”マコトローズ”というバラの折り紙の作品があります。 2012年に出版された「飾りたい! 贈りたい! すてきな花の折り紙」という折り紙制作の本で発表された作品です。 クラフトワークが好きな娘の10歳の誕生日にこの本を贈りま…

線路の設計図 (手づくりバンザイ 8)

この春に小学三年生になる息子は友達との外遊びが大好きなサッカー少年です。 一方で彼は筋金入りの鉄道ファン。 電車に乗るのが一番の喜び(?)、一緒にお風呂に入ると“駅名しりとり”、寝る時枕元には「日本全国鉄道旅行」と「東京時刻表」の本という具合で…

星を見る夕べ (センス・オブ・ワンダー 28)

昨晩、かわさき宙と緑の科学館の「星を見る夕べ」に行ってきました。 最初にプラネタリウムでその日観察する星空についての説明を聞いた後、屋上の天体観測スペース「アストロテラス」で星空を観察しました。 この日、天体望遠鏡で観測したのは、月、金星、…

金山康喜 「静物」 (絵の採掘坑 28)

先日、葉山の一色海岸に行ったこと、第一の目的は神奈川県立近代美術館の葉山館の展覧会であったことに触れました。 朝日新聞夕刊の"美の履歴書"で紹介された「食前の祈り」と題された絵を見て実物を見てみたくなり、展覧会『金山康喜のパリ―1950年代の日本…

風景画家 ヨアヒム・パティニール (絵の採掘坑 27)

石川美子氏の『青のパティニール 最初の風景画家』を読了しました。 ”風景画家”パティニールについては十年以上前ドイツに滞在した頃から興味を持っていたものの、これまでパティニールに焦点を当てた著作を目にしたことはありませんでした。 そのため、パテ…

ワカメ三昧 (センス・オブ・ワンダー 27)

日曜日、葉山の一色海岸へ行ってきました。 第一目的は神奈川県立近代美術館の葉山館で開催されていた展覧会訪問でしたが、美術館裏のあずまやの休憩所でお弁当を食べた後は子供たちと一色海岸を散策しました。 一色海岸は、美術館、葉山しおさい公園、そし…

ブラームス~ヴァイオリン協奏曲 (歌の採掘坑 18)

3月8日(日)、横浜みなとみらいホールでの、エサ=ペッカ・サロネン指揮フィルハーモニア管弦楽団とヒラリー・ハーンによるコンサートを聴いてきました。 演目は、シベリウスの交響詩「フィンランディア」、ブラームスのヴァイオリン協奏曲、そしてシベリウス…