2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧
紅葉前線は、9月初旬に北海道の大雪山系の山々から始まり、標高を下げながら徐々に南下していきます。 大雪の紅葉は、針葉樹の緑と、落葉・広葉樹の朱色・黄色が幾重にも重なり、錦絵のように山々を飾ります。 層雲峡の黒岳ロープウェイのアナウンスで、大雪…
小学一年生の息子が迷路に夢中です。 迷路を解くだけではなく書くことも大好きで、学校の休み時間に自由帳に迷路を書いては友達や先生に「やってみて」と声をかけている様子。たくさん書いています。 家でも白板や紙に迷路を書いていますが、あっという間に…
ドイツ・ケルンのヴァルラフ=リヒャルツ美術館に「薔薇の園亭の聖母子」という小品があります。 亭の中に、清楚で優しい表情の聖母マリアがきりっとした表情の幼子イエスを膝に乗せて座っています。その周りをかわいらしい顔の天使たちが取り囲んでいます。…
2003年の夏、美術館巡りを目的に妻とスイスを旅行しました。 シュトゥットガルト州立美術館(ドイツ)、ファドゥーツ・コレクション(リヒテンシュタイン)、ヴィラ・フローラ、オスカー・ラインハルト・コレクション、チューリヒ美術館、ビュールレ・コレクショ…
チェコの首都プラハには80年代後半から90年代前半にかけて度々出張し長期に滞在しました。 僕にとってはとても思い出深い特別な街です。 その後2000年に旅行で訪れましたが、それ以来訪問する機会が持てていません。 大好きなプラハついての下記の雑文は今か…
ヨーロッパの美術館や教会を訪ねて絵を観て歩いた際に常々感じていたのは、「聖書や神話について少しの知識があるだけで絵を観る楽しみが何倍にもなる」ということでした。 本や絵の解説などを読んでも最初のうちはすぐに忘れてしまうのですが、興味を持って…
レンブラント・ファン・レインは「光と影の画家」と呼ばれた17世紀オランダ絵画の巨匠です。 「光と影」という呼称はレンブラントの明暗表現によるものですが、彼の生涯自身も「栄光の前半生」と「困難と失意の後半生」で光と影に包まれていたと言えるのでは…
ヘールトヘン・トット・シント・ヤンスの数少ない作品は、彼の活躍の地であったオランダ、オーストリア、ドイツ、イギリス、フランス、スイス他、欧州各地に散らばっています。 ここで「ヘールトヘン・トット・シント・ヤンスを巡る」鑑賞ツアーをシミュレー…
ドイツに約二年半滞在していた頃、妻と美術館巡りをして、ドイツやネーデルランドの画家の絵を数多く見ました。 そのころに初めて知った画家にヘールトヘン・トット・シント・ヤンスがいます。 我々お気に入りのこの画家について紹介しましょう。 ヘールトヘ…