紅葉の横谷峡 (センスオブワンダー 24)
二年半ぶりに蓼科方面に出かけました。
今回は御射鹿池とともに、奥蓼科温泉郷にある横谷峡にも足をのばしてみました。
横谷峡は長野県屈指の紅葉スポットとして知られています。
渋川の清流に沿って、乙女滝からおしどり隠しの滝まで約3kmにわたって遊歩道が整備されていて、赤や黄色の紅葉の混じる緑の中を、マイナスイオンをたっぷり浴びながらトレッキングを楽しんできました。
我々は、展望台のある横谷観音からではなく、渓流の下流側、乙女滝に近い横谷峡入口の駐車場に車を停めることにして、乙女の滝から横谷観音展望台並びに王滝までの道を往復しました。
9時50分頃に「乙女滝」からスタート。
乙女滝は落差15mほどの滝で、水量が多く豪快に流れ落ちます。
霧のような水しぶきがかかってきて爽快です。飛沫に虹がかかって見えました。
その先、渓流沿いの歩道が閉鎖されていて、一旦横谷温泉旅館の方へ回り込んだ後、川沿いの道に戻ります。
少し歩くと「霧降の滝」が現れます。
三筋の滝のようですが、我々が観たときは二筋でした。
次にぶつかるのが「鷲岩」です。鷲の羽のイメージなのでしょうか。
その先では、川底が数十mにわたって一枚の岩盤になっている「一枚岩」を見ることができます。
この先からは横谷観音展望台へ向かう登り道で、トレッキングコースの中では一番きつい部分です。
途中降りてくる人に「展望台からの眺めは最高だよ」と言われ、力づけられます。
確かに、展望台からの紅葉の山の眺めは素晴らしいものでした。
子供達も絵心が刺激されたようで、スケッチブックに絵を描いていました。
(娘)
(息子)
どちらも良い感じに描けています。
横谷観音に目をやると、近くにもみじの木が何本かあり、その中の小ぶりな木の黄色と赤があまりにも鮮やかでしたので、カメラに収めました。
子供達は一枚描き終わってもまだ描きたい気持ちが治まらないようで、二枚目を描き始めました。
展望台に着いたのは11時頃。子供達が二枚目を描き終わり、12時頃に渓流の王滝へ向けてもと来た道を下りはじめました。
下りは楽です。横谷観音展望台からスタートしないで良かったとつくづく思いました。最後が上りだと大変でしょう。
横谷峡の中で一番落差が大きいのが王滝で、落差はおよそ40mあるそうです。
横谷峡の変化に富んだ景観は王滝まででだいたい観賞しました。
次の目的地の尖石縄文考古館の辺りで昼食をとるべく、12時20分頃に王滝を出発。
乙女滝・駐車場方面への復路を歩き始めました。
紅葉の横谷峡は素晴らしかった。
是非また新緑の季節にでも来てみたいと思いました。