木のカトラリー (手づくりバンザイ 11)
昔作ったヒノキのバターナイフがくたびれてきたので少し手を入れました。
もともとは4~5年前に作ったもの。
当時、木のカトラリーの本を見て自分でも作ってみたくなり、ホームセンターで木材を買ってきて削って作りました。
バターナイフは、スプーンやフォークに比べると形がシンプルで手がけやすく、又、以前から家族で使うバターナイフが欲しかったので、取り組んでみることにしました。
買ってきたヒノキの木材をまず適当な長さに切って、その木材に鉛筆でバターナイフの形を線描します。
そしてナイフで大体の形に削り出し、後は地道に紙やすりで削って磨いて仕上げていきます。
細かい紙やすりで仕上げた後は、長く使えるようにクルミ油を塗って表面をコーテイングして完成です。
最初に作ったのは下の写真の右側のものです。
まずはシンプル&スタンダードな形にしようと考えて削りましたが、少し削りすぎたようで、小さめな出来上がりになりました。木目のほうは表も裏もきれいに仕上がりました。
左のものは少し後に作ったものです。デザインを悩みながら作ったもので、形は一番気に入っています。
次の写真の左側のものは、最初の作品とペアになるものをと考えて作りました。
形を手直ししているうちに最初のものより小さな作品になってしまいました。
右側の作品は、それまで削ったものとは異なるシルエットのものをと考えて作りました。木目もおもしろい表情です。
他にも作りましたが親兄弟にあげたりして、今我が家で使っているバターナイフはこの四本。
週末の朝食や、その他の洋食でパン食の際に活躍してくれています。
暫く使ってきてクルミ油のコーテイングも落ちてしまい、また刃先の部分の滑りも悪くなったようなので、もう一度、紙やすりで磨いて仕上げ直しました。
ローストせず塩も加えていない食材のクルミを買ってきて、それを数粒端切れに包んで潰し、その包みから滲み出てくる油を表面に塗って、改めてコーティングしました。
作ったばかりの時の姿に戻ったようで満足。
以前、バターナイフをある程度作った後に、ジャムスプーンにも挑戦して作りました。
バターナイフに比べると手間がかかりましたが、これらも家族が使ってくれています。
ピカピカになった木のカトラリー。
まだ暫く活躍してもらえそうです。