la-musicaの美の採掘坑

自然、美術、音楽、訪れた場所などについて、「スゴイ!」「きれいだな...」「いいね」と感じたものごとを書き留めています。皆さんの心に留まる記事がひとつでもあればうれしいです。

紅葉前線スタート地点~大雪山層雲峡(センス・オブ・ワンダー 8)

紅葉前線は、9月初旬に北海道の大雪山系の山々から始まり、標高を下げながら徐々に南下していきます。

大雪の紅葉は、針葉樹の緑と、落葉・広葉樹の朱色・黄色が幾重にも重なり、錦絵のように山々を飾ります。

層雲峡の黒岳ロープウェイのアナウンスで、大雪山の紅葉が日本で一番早いことを知りました。

我々が訪れた10月中旬頃(10月14日)は、温泉街・ロープウェイ乗り場付近が見頃という時期でした。

一般的な紅葉の見頃は、黒岳山頂は8月下旬、八・九合目が9月前半、五~七合目が9月後半、ロープウェイ周辺は10月初旬とのこと。

前日の13日は強風・強雨でしたが、14日は快晴。

二日後の16日は吹雪になったようなので、絶妙なタイミングで層雲峡の紅葉を楽しむことができました。

事前の天気予報ではかなり寒くなりそうだったので防寒の備えはしっかりしていきましたが、14日は気温も10℃ぐらいまで上がり快適に過ごせました。

ロープウェイで標高1300mの黒岳五合目まで登ります。

駅屋上の展望台からは、大雪山の山々や層雲峡峡谷、そして阿寒の山を遠望することができました。

山の中腹より上の紅葉は終わっていて、黒岳を望むと山頂は雪をかぶっていました。

<黒岳>

黒岳1

<左から 黒岳 - 柱月岳 - 凌雲岳 - 上川岳>

黒岳2

一方層雲峡方面を望むと、目の前に朝陽山が、その向こう側に雪をかぶったニセイカウシュッペ、平山が見渡せます。

朝陽山

そして、層雲峡峡谷の紅葉がちょうど見頃であるのが展望台から見下ろせます。

層雲峡1

五合目遊歩道を散策した後下山。

日本の滝百選に選定されている「流星の滝」「銀河の滝」を見に向かいます。

流星の滝は90mの断崖を豪快に流れ落ちる滝。一方、銀河の滝は120mの落差を糸を引くように優美に流れ落ちる滝です。対照的な姿から男滝・女滝とも言われています。

我々が訪れた時間帯には日陰になっていましたが、迫力のある姿を見ることはできました。

<流星の滝>

流星の滝

<銀河の滝>

銀河の滝

層雲峡周辺は紅葉の真っ盛り。

日本の絶景を集めた本にも紅葉の層雲峡が紹介されていました。

層雲峡2

一泊二日の週末旅行でしたが、親友の家族と一緒に、遊び、食べ、飲み、そして温泉に浸かって、密度の濃い時間を過ごすことができました。