イスタンブール~ベリーダンス@オリエント・ハウス (永遠の場所 24)
二日目の夜、ベリーダンスを観るためオリエントハウスに向かいました。
8時ではまだ観客もまばら。
食事は済ませていたので50US$のドリンク付きコースを選択。
ドリンクは一番コスト・パーフォーマンスが良いと思われたラキのハーフボトルにしましたが、後で失敗だったことに気付きました。
リヒテンシュタインからきた歯医者さんと同席になりました。
ウェイターからショーは9時半からと聞かされ、ひとしきり同席者と話しているうちに、音楽が鳴り出しいかにもトルコ人のおじさんという感じの司会者が登場。
ありとあらゆる国の挨拶をしゃべりまくり、本日の観客の国籍を紹介していきます。本当に世界中から人が集まっていることがわかります。
最初は民族衣装を着た男女の若者たちによる踊りで、衣装、リズム、音楽のいずれをとっても、以前、隣国ギリシャのテッサロニキで見た踊りとそっくり。
国どうしはそれほど仲は良くないようだけれども文化はやはり似通っていると思いました。
司会者は観客を煽ったり盛り上げるのがとても達者で、一人目のベリーダンサーも盛り上がりが最高潮の中で登場。
初めてみるベリーダンスでしたが、腰を小刻みに動かし衣装が震える様は芸術的。打楽器との息もピッタリでした。
二人目のベリー・ダンスは今一つでしたが、三人目は最後を飾るだけあって熱気があふれ、盛り上げ方も上手で、最初のダンサー以上に芸術的な踊りに感じました。
打楽器とのインタープレイは完璧。観客の男性(桜?)を舞台に上げて合わさせるという趣向も笑いを誘って楽しかった。
ショーが盛り上がって終わった後も余興は続きます。
司会者が観客の中から各国の女性をエントリーし、舞台へ上げてベリーダンスの基本をレッスンさせます。
全員で踊った後、一人ずつ躍らせるコンテストへ。女性陣はなかなかなもので結構盛り上げて楽しませてくれます。
結局一人には絞らず、6~7人引き分けということでメダルを渡し、司会者は女性それぞれから頬に接吻を受けるという役得があります。
これは各国対抗ということになるので、おのずと観客も盛り上がる上手な演出。
その後も司会者は各国の代表的な歌を歌いまくり、観客にマイクも向けたりして本当にエンターテイナーです。
帰ろうと時計を見るといつの間にか午前零時をまわっていました。
(絵葉書)
最近のオリエントハウスについてネットで調べようとしたところ、昨年末で閉店したことを知りました。
残念です。