la-musicaの美の採掘坑

自然、美術、音楽、訪れた場所などについて、「スゴイ!」「きれいだな...」「いいね」と感じたものごとを書き留めています。皆さんの心に留まる記事がひとつでもあればうれしいです。

週末パスでの鉄道父子二人旅~二日目 (永遠の場所 22)

初日は思いがけず新幹線つばさで山形に入ることができました。

18時過ぎにホテルにチェックイン。

早速夕食の場所を探しに山形駅前の商店街方面へ向かうと、ちょうどお祭りで「みちのく阿波おどり」が行われていました。

商店街周辺の気の利いたお店は予約でいっぱいで入れそうにないので、駅まで戻り、駅ビルの中のとんかつ・豚肉料理の「平田牧場」で夕食を取りました。

しゃぶしゃぶ用の薄切り豚肉を巻いて、衣につけて揚げたしゃぶかつが美味でした。

二日目の旅程は以下の通りです。

1) 仙山線快速           山形 9:45 - 仙台 10:53

2) 仙石線快速          仙台 11:07 - 松島海岸 11:34

3) 仙石線             松島海岸 14:32 - 仙台 15:09

4) 東北新幹線はやぶさ22号 仙台 15:30 - 東京 17:04

まず仙山線の快速で仙台に入り、仙石線快速に乗り換えて、午前中に松島海岸まで行く予定でした。

仙台駅では、仙山線のホームの反対側にフルーツラインの愛称がある左沢線の2両編成車両が発車を待っていました。

我々が乗る仙山線快速は左沢線が出発した後に出発、田園風景の中を走ります。

山寺駅では、川の向こうの、ところどころに岩肌が見える山の上に、お寺が見えました。

山寺

昔訪れたギリシャのメテオラを思い浮かべました。今回はスキップしますが、是非改めて訪れ、登ってみたいです。

山寺から通過駅の面白山高原を過ぎると、奥羽山脈を貫き県境となる仙山トンネルに入ります。

トンネルを抜けて宮城県側で暫く深い山の中を走ります。快晴で木漏れ日がとても気持ち良いです。

きっと紅葉の時期は素晴らしいでしょう。

快速電車は、山寺の次に、宮城県の作並、愛子、陸前落合と停車し、次第に都市部の風景が広がっていきます。

更に国見、北仙台に停車し、終点仙台駅には11時前に着きました。

そのまま、仙台駅の地下ホームから仙石線快速で松島海岸へ向かいます。

車内は観光客で混雑していました。

仙台駅を11:07に出発し、多賀城本塩釜東塩釜と停車し、松島海岸には11:34に到着。

松島海岸では、それほど時間がないので、松島湾一周の観光船に乗り、その後松島さかな市場で刺身を食べることにしました。

50分間の松島湾クルーズでは、暫くは後部デッキで見晴らしの良い場所に陣取り、大小形状色々な島々の景色を眺めました。

(出航してすぐ観光船から観光桟橋・松島海岸方面を眺める)

松島湾クルーズ

(鐘島)

松島海岸クルーズ 鐘島

(仁王島)

松島海岸クルーズ 仁王島

出航後、たくさんのカモメが観光船を追いかけてきてあっという間に追いつきました。

ゆっくり羽ばたき空を舞う姿は非常に優雅で、青空をバックに浮き上がって見えました。

思わずカメラのシャッターを切りました。

松島湾クルーズ カモメ

松島湾クルーズ カモメ2

クルーズの後は、松島さかな市場へ行き、息子はイクラ丼を、自分は鮭・イクラ丼を食べました。

息子は大人の一人前をさっさとたいらげました。

お土産を買う時間と、駅で新幹線を見学するために、仙台駅へは早めに戻りました。

予想通り、仙台駅には秋田新幹線用のE6系こまちの車両と北陸新幹線用に開発されたE7系あさまが停車していました。

息子は大興奮。

我々が乗るはやぶさの前に入ってきたやまびこはE5系の車両でした。

我々は15:30発はやぶさ22号に乗車。席は先頭車両1号車1列目のAとBです。途中停車駅は大宮と上野だけです。

東京には一時間半後の17:04に到着。

新幹線が動き始めてから暫く、息子は車窓からすれ違う新幹線や通過駅を見てそのスピードに興奮していました。

しかし、早すぎてすれ違う車両や景色を愉しむことができず、途中で退屈になってしまったようです。

とはいえ、「320kmも出せるからすごい」、「320kmは早い」と思ったとのこと。

今回、新幹線はE3系つばさ/E4系Maxとき/E5系はやぶさに乗り、E2系はやて/E6系こまち/E7系あさまを見ることができました。

又、特急いなほに乗車した上に、"みのり"や"とれいゆつばさ"等のジョイフルトレインも見ることができたので、息子も満足してくれたと思います。

自分自身、久しぶりの鉄道での旅行だったので、とても楽しめました。

鉄道旅行の楽しさを思い出してしまったようです。