戸隠神社 奥社・九頭龍社 (永遠の場所 18)
小布施・長野を訪れた翌日、戸隠神社の奥社と九頭龍社を参拝しました。
戸隠は天の岩戸伝説の岩戸が落ちたところ、というより落ちた岩戸自体が戸隠山になったとのいわれを持った場所です。
奥社は天の岩戸を開けて戸隠へと投げた天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)を祀り、九頭龍社は戸隠の地主神の九頭龍大神(くずりゅうおおかみ)を祀ります。
一方、中社は天岩屋にこもった天照大神を神楽によって外にお誘いした知恵の神・天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)を祀り、また火之御子社は艶やかな踊りで天照大神に天岩屋からお出まし頂いた天鈿女命(あめのうずめのみこと)を祀っています。いずれも天の岩戸伝説ゆかりの神様です。
戸隠神社奥社には妻が高校生の頃に家族で訪れたことがあって是非改めて訪ねてみたいとのこと、自分も行ってみたいと思っていたので今回家族で訪問することにしました。
時間的な関係で、今回は五社のうち奥社・九頭龍社の二社のみ訪ねました。
長野市内から県道37号、浅川ループライン、戸隠バードラインを走り、8時45分頃到着。
戸隠奥社無料駐車場の最後の一台に滑り込みました。
あいにくの雨でしたが、雨具を着て傘をさして、奥社参道入口の鳥居をくぐって参道を歩きます。
途中で隋神門をくぐり、杉並木道をさらに進みます。
奥社まで約2kmの道のりですが、原生林、杉並木の参道はとても気持ちよく歩きやすいです。
一時雨が上がった瞬間もあったものの、雨は止まず奥社周辺の山には霞がかかっていました。
神秘的でスピリチュアルな雰囲気です。
奥社を参拝し、家内安全・交通安全をお願いしました。九頭龍社でも同じお願いを。
参拝した頃から雨脚が強くなり、戻りはずっと傘をさしたままでした。
奥社駐車場近くにある忍者からくり屋敷は、子供のみならず大人にとっても楽しく、家族で楽しめる場所です。
館内は迷路になっていて、どんでん返しの板壁や掛け軸裏の抜け穴など仕掛け・からくりがあり、なかなか出口が見つかりません。
斜めに傾いた部屋では平衡感覚を揺さぶられますが、家族で盛り上がりました。
ただ夏休みとあって入場者が多く、先を進む人たちが見つけた抜け道が意図せず目に入ってしまうのが残念でした。
次の機会は是非すいているときに回りたいです。
子供達は、手裏剣投げやフィールドアスレチック"戸隠連峰縦走"も楽しんでいました。
その後、横道に入ったところにあるそば茶屋"極楽坊"で手打ちの戸隠そばを食べました。
そばも天ぷらもおいしく、皆大満足。
改めてゆっくり訪ねたいという気持ちを抑えつつ、戸隠を離れ次の目的地へと向かいました。