コタキナバル~象への餌やり@ロッカウィ・ワイルドライフ・パーク (永遠の場所 14)
ガラマ川リバーサファリの翌日は、「ボルネオの動物たちに会いに行こう!」ということで、コタキナバル郊外にあるロッカウィ・ワイルドライフ・パーク(Lokkawi Wildlife Park)へ。
サバ州野生生物保護局が運営する公営の動物園です。
ホテルでタクシーを手配。動物園への往復と動物園で2時間待っていてもらう条件です。
午前中は11時に動物ショーがあるとの情報でしたので、10時頃動物園に着き、一時間ほど見て回った後でアニマルショーを見て、12時頃に動物園を出て帰ってくるという計画でした。
ホテルを9時半前に出発し10時前に動物園に到着。
動物園はそれほど大きくないので、普通に見て回るのであれば植物園も含めて一時間で大丈夫です。
我々の場合、ボルネオ象への餌やりで時間を費やしてしまったので、結構駆け足でした。
まずはボルネオ象。
小柄な象で、絶滅が危惧されている動物の一種です。
パーム油の需要増加に伴い、ボルネオ島ではアブラヤシ増産のため熱帯雨林が畑に開墾され、象の生息地が減少。
その結果、野生の象がもともと森林だった畑を食害する様になり、住民が薬殺や銃殺により駆除するようになったとのこと。
救出プロジェクトが進められています。
次はマレーグマ。
こちらも小柄なクマです。
我々が来るのを見ると、我々のいる場所に近付いてきて立ち上がってアピール。愛嬌あります。
マレートラ。見えたと思ったらすぐに日差しを避けるために竹藪の陰に入ってしまいました。
オランウータンの赤ちゃん。しぐさが可愛いです。
日の当たるところを避けて、おかあさんとくつろいでいました。
そろそろ象の餌やりの時間になるので、象舎のある入口の方へ急いで戻ります。
大人の象2頭と子象1頭が外に出ているのが見え、飼育員さん達が餌のニンジンをあげています。
象と飼育員さん達の周りに人が集まり始めていました。
我々が象に触れたり、飼育員さんから渡される餌のニンジンを象にあげてもいい様子。
ニンジンを差し出すと上手に鼻で受け取ってくれます。
父親や母親が餌をあげたり触れたりするのを見ていて、子供達も恐る恐るながら象にニンジンを渡したり触れたりし始めました。
飼育員さん達が上手にサポートしてくれます。
ボルネオ象は小柄なので、大人の象でも眼の高さは我々と同じぐらいか少し下、とても優しそうな眼をしています。
子供達もそのうちに「可愛い!」を連発するようになり(親達も興奮して「可愛い!」を連発していたので.....)、象の鼻に触れたり頭をなでたりしていました。
反対側に子象がいたのでそちらの方へ。
マーラちゃん4歳。背丈(背中の高さ)は子供達の背と同じくらい。眼の高さは子供達よりも低いです。
つぶらな瞳をしていて、人懐っこそうでとても愛くるしいです。
マーラちゃんに対しては子供達もだいぶリラックスして、ニンジンをあげたり、背中をなでたり、背中の毛にさわって「硬い!」と叫んだりしていました。
餌やりの時間は飼育員さん達があげるのを見るだけだと思っていたので、自分達で餌をあげたり象に触れることができてとても楽しかった。
これだけで大満足。
時間も過ぎてしまい、後ろ髪をひかれながらも、改めて動物園の奥の方へ向かいます。
リスザルの檻の前を通って植物園へ。
植物園は熱帯雨林の雰囲気が味わえるようにコースがつくってありました。
アニマルショー開始時間の11時を回ったので、植物園を急いで切り上げ、アニマルショーの劇場に向かいます。
急いで来たもののまだショーは始まっておらず、観客が手持無沙汰にショーの開始を待っているところでした。
結局ショーは11時半近くになってからスタート。
マレーシアの国鳥であるサイチョウやオウムの芸に続いてニシキヘビのアトラクションに。
といっても、観客の中からサポーターを募り、そのサポーターにニシキヘビを持ってもらうだけです。
まずは女性のサポーターを募ります。
コタキナバルに到着した夜、ホテルへ向かう車中で旅行会社のスタッフから、動物園でニシキヘビに触れる機会があるとの話を聞いていたので、
妻に「どう?」と聞いていると、ショーのスタッフからご指名あり。
妻がステージに登ることになりました。
次に男性のサポーターを募ります。
手を挙げる人が誰もいないので、ショーのスタッフが白人の若者を指名。
この若者(マイケル君)は蛇が苦手な様子でいやいや登壇。
スタッフが妻のところにニシキヘビを持ってきて両手に持たせます。
一方、マイケル君のところには一回り大きいニシキヘビが持ってこられて、スタッフが首に巻いてしまいます。
硬直するマイケル君。
この後もびっくりさせる仕掛けがあって、ひっかかったマイケル君は驚いて池に落ちてしまうのですが....
最後にこのマイケル君がこの動物園で働いている役者さんであることが種明かしされるというオチです。
マイケル君に対する扱いがひどいので、途中から”もしかしてヤラセ?”と思ってはいました。
妻に怖くなかったか聞くと、スタッフが扱っていて問題ないのだから大丈夫だと思っていたとのこと。
ニシキヘビのアトラクションが終わる頃には12時を回っており、タクシーをあまり待たせられないので切り上げることに。
タクシーの運転手さんにはホテルではなく街中のセンターポイントまで送ってもらいました。
街中で昼食・買い物を済ませた後、ホテルに戻って夕方からプールに出かけてくつろぎました。