la-musicaの美の採掘坑

自然、美術、音楽、訪れた場所などについて、「スゴイ!」「きれいだな...」「いいね」と感じたものごとを書き留めています。皆さんの心に留まる記事がひとつでもあればうれしいです。

一の瀬園地ハイキング(センス・オブ・ワンダー 6)

前日に乗鞍岳剣ヶ峰に登頂できたので、8月13日(火)はゆっくり一の瀬園地をハイキングしようという計画でした。

朝ゆっくり寝ようといっても、7時半過ぎにはテントの中は暑くなって寝ていられません。

ゆっくり朝食を採り、一の瀬園地の駐車場へ戻って少し荷物を整理。

一の瀬園地の駐車場の先から、白樺の小径~オルガン橋~善五郎の滝~ふたりの小径~牛留池~口笛の小径~小柴の小径と回って駐車場に戻ってくるハイキングコースを行くことにしました。

芝の斜面を上ると白樺林のゆるやかな道が始まります。

白樺の小径は白樺林が日差しを遮ってくれるのでひんやりとしていて歩いていて気持ちが良いです。

木漏れ日が漏れてくるので暗くはないのですが、地面は湿っているので足元には様々な種類のキノコが見られます。

又、ところどころに緑の若葉が地面から伸びています。

よく見ると根本にドングリの殻が見てとれ、昨年秋に落ちたドングリから芽が出て伸びていることに気付きました。

一の瀬園地白樺の小径 ドングリの若葉

小径を暫く進むと小さな木の橋”オルガン橋”が見えてきます。橋の下に降りて清流の方へ。

水は透明ですが川の流れはそれなりに早いので水しぶきが白く上がっています。小川の水は氷水のように冷たいです。

一の瀬園地オルガン橋下の小川

オルガン橋を渡った後は一旦旅館が建ち並ぶ普通の道を歩くのですが、又、白樺林の道に戻ります。

ここからの道はところどころに「熊出没注意」の絵が貼られた一斗缶が吊るしてあり、ハンマーで音が鳴らせるようになっています。

子供たちは気に入って何度も鳴らしていました。

一の瀬園地 熊出没注意

坂道を進んで善五郎の滝へ。善五郎の滝は三本滝、番所大滝とともに「乗鞍三滝」と称されています。

森が開けた場所にあり、川幅いっぱいに水が落ちている姿は雄大です。

展望デッキにいても、滝の正面を横切る橋の上にいても、滝の水しぶきが霧のようになって降り注いできます。

夏の強い日差しから解放されてとても気持ちの良い場所です。

乗鞍高原 善五郎の滝

滝から牛留池へは雑木林の、ふたりの小径の坂道を上ります。

坂道の途中で一休みした際に、自分の踵のところに蝉がとまっているのに気付きました。

逃げようとはしないので白樺の木の梢にのせてあげました。

ふたりの小径 蝉

坂道を上ったら、白樺林の中を休暇村へ向かう平坦な道を進み、休暇村から牛留池に向かいます。

牛留池の南側にある東屋からは、池越しに乗鞍岳が聳え立つのが見えます。

池の水面に「逆さ乗鞍岳」が映し出されるビュースポットなのですが、その時間は少し曇っていてあまりクリアには見えませんでした。

牛留池

牛留池からは口笛の小径の坂道を下っていきます。勾配のある樹林の道から開けた尾根道になります。

あざみ池まで降りてきて一の瀬園地の駐車場に戻ってきたところで、一の瀬園地~善五郎の滝の周遊コースは終了。

前日の乗鞍岳剣ヶ峰登頂に続いて、また歩くの?!と不満気だった子供達も楽しんでくれた様子。

お腹がすいたので、まずそば処「いがや」で皆でざるそばを食べ、人心地ついたところで温泉につかるため白骨温泉へ出かけました。