la-musicaの美の採掘坑

自然、美術、音楽、訪れた場所などについて、「スゴイ!」「きれいだな...」「いいね」と感じたものごとを書き留めています。皆さんの心に留まる記事がひとつでもあればうれしいです。

3泊4日@乗鞍高原一の瀬キャンプ場 (センス・オブ・ワンダー 4)

今年の夏休みは乗鞍高原でキャンプをして乗鞍岳に登ってきました。

3年前に家族で金時山(標高1,213m)に登ったのですが、その当時より成長した子供たち(小学校4年生&1年生)と山頂まで登れる山はないか探していました。

妻が、子供の頃に乗鞍の畳平(標高2,700m)まで車で行ったことを思い出し、調べてみて乗鞍岳が「日本で最も登りやすい3000m超級の山」であることを知りました。

これで乗鞍に決めました。

乗鞍岳の主峰剣ヶ峰は標高3,026mですが、標高2,700mの畳平まではシャトルバスで行けるので、登山は標高差300mほどの行程です。

宿泊については、乗鞍高原の一の瀬キャンプ場でキャンプすることに決めました。

3年前から夏休みにはキャンプに出かけてきましたが、今回はオートキャンプ場ではなく、駐車場からサイトまでは徒歩20分ほどかかるキャンプ場です。

その分、自然に恵まれた静かな環境で、満天の星空の輝きが魅力的と紹介されています。

ちょうど我々がキャンプする頃にピークを迎えるペルセウス座流星群を見るのにも絶好の場所と考えました。

荷物搬入用にリアカーの持参が奨められていて(リアカーの貸し出しはない)、車の収容能力の関係から、我々は台車を持っていくことにしました。

乗鞍岳登山、乗鞍高原ハイキング、そして近くに白骨温泉奥飛騨温泉郷もあるので、日程は3泊4日にしました。

昨年の夏休みに琵琶湖へキャンプをしに行きましたが、台風のために3泊4日の予定を2泊で切り上げました。

3年前に安達太良でキャンプをした時も、台風が迫ってキャンプ場が閉鎖となり、2泊で切り上げました。

流星群も見たいので、今年こそ天気に恵まれてほしいという気持ちでした。

初日、8月11日(日)は、早朝4時に家を出発。中央自動車道は順調に走ることができました。

諏訪湖SAを通り過ぎてしまったため、長野自動車道のみどり湖PAで朝食。朝7時半でした。

8時半に松本ICを降りましたが、その時点で松本から上高地/乗鞍へ向かう道路は混み始めていたので、松本には寄らずに先を急ぐことに。

といっても、キャンプ場に行くにはまだ時刻が早かったので、奥飛騨温泉郷の方へ車を走らせてみることにしました。

国道158号線を走り、途中の安房峠中部縦貫道の一部である安房トンネルで抜けます。

安房峠道路/安房トンネルは開通前は5時間以上もかかった峠越えをわずか5分に短縮したとのこと。

そして、国道471号線に乗って奥飛騨温泉郷へ。

途中、新平湯温泉のAコープで、今晩焼く飛騨牛の肉を購入。

奥飛騨温泉郷まで来たので、足湯でもいいのでどこかに入ろうと栃尾温泉へ。

蒲田川沿いの「蛍の湯」という足湯で足を休めた後は川に降りて川遊び。小川のせせらぎが心地よい場所でした。

奥飛騨温泉郷 栃尾温泉 蒲田川

キャンプ場のチェックイン時間は13時。乗鞍へ向け国道471号、158号を戻ります。

前川渡を右手に折れて前川渡大橋を渡りたいところですが、上高地方面から乗鞍へは右折禁止です。

トンネルの先の信号で待って、Uターンゾーンで反対車線に入り、改めてトンネルをくぐって左折となります。

そして84号線を上って乗鞍高原に入ります。

12時半に一の瀬園地の駐車場に到着。

車の屋根に縛り付けてきた台車を降ろして、荷物を載せていざ出発。

途中、あざみ池に折れる辺りが砂利道になっていて、この砂利道を超えるのが第一関門。

無理に押したため台車の車輪の片側が早速緩みかけてしまい、まっすぐに押すのが困難な状態に。

また坂道が思った以上にきつい。

台車の制御がきかないため、軽くするために途中で一部荷物を降ろし、家族が皆手分けして運んでくれました。

結局、徒歩20分のところ、1時間近くかけて汗だくになりながらキャンプ場に到着。

炎天下であったこともあり、翌日の剣ヶ峰登山より何倍も疲れました。

キャンプ場で見て分かりましたが、慣れたキャンパーは荷物は最小限、基本は背負いで、後はカートで引っ張るスタイルです。

四輪で押す台車はNG、二輪で引っ張るカートでないとダメであることを痛感。学習しました。

荷物についても、椅子などなくてもレジャーシートでなんとかなりますし、少なくできる余地は色々あったことに気づきました。

(3泊4日の滞在中、駐車場へ向かう都度少しずつ荷物を車に運び、撤収日に台車で持ちかえる量を減らしました。)

(それでも撤収時の荷物(&撤収時の様子)は下の写真のようなものでした。)

乗鞍高原一の瀬キャンプ 撤収時荷物

乗鞍高原一の瀬キャンプ 撤収

芝生サイトの奥の方の木陰にテントを設営。ハンモックを吊るせるように樹のそばにしました。

カップラーメンと飛騨牛の炭火焼きのランチをとり、散歩の前にしばし休息。

改めて、先ほど1時間近くかけて上ってきた道を降り、途中あざみ池を眺めてから、一の瀬園地の入口まで戻りました。

荷物がなければとても気持ちの良い散歩道です。

一の瀬園地の駐車場を外へ出て、すぐにぶつかる道を右折し少し行くとレストラン「座望庵」があります。

更に数分進んで道を渡った先に「まいめの池」と「偲ぶの池」という二つの小さな池が並んでいます。

手前にある「まいめの池」は湖面に乗鞍岳が逆さに映るそうです。残念ながらこの時は乗鞍までは見えませんでした。

それでも近くの山や木々が湖面に映ってきれいです。

乗鞍高原一の瀬園地 まいめの池

「偲ぶの池」も白樺が湖面に映りこみ風に揺らされていて涼しげでした。

乗鞍高原一の瀬園地 偲ぶの池

「座望庵」の裏からも一の瀬キャンプ場に戻る道があり、帰りはその道を使いました。

初日の夕食はバーベキュー。

早起きをしたので20時過ぎには就寝しました。