la-musicaの美の採掘坑

自然、美術、音楽、訪れた場所などについて、「スゴイ!」「きれいだな...」「いいね」と感じたものごとを書き留めています。皆さんの心に留まる記事がひとつでもあればうれしいです。

西伊豆ワンダーランド(1)-岩地海岸 (センス・オブ・ワンダー2)

7月13日に西伊豆の海に行ってきました。

岩地海岸は西伊豆松崎町内にある白砂で遠浅の美しい海岸です。

夏場は「ダジュール岩地」という漁船が湯船になった露天風呂が登場し賑わいます。

一年前に同じ松崎町内にある雲見のオートキャンプ場でキャンプをした機会にこの海岸に初めて訪れました。

岸から近い岩場でのシュノーケリングで、ソラスズメダイ(コバルトブルーで尻尾が黄色い)やイシダイ(黒と白の縞模様)の幼魚などが群れ泳ぐのを見て、本州の海でトロピカルな魚たちに出会えたことに感激。

魚も人を怖がらず、イシダイの幼魚などは逃げるどころかわざわざ突っつきに来ました。

岩地はこじんまりした海水浴場なので、早い時間に行かないとビーチに近い駐車場はすぐに埋まってしまいます。

今回は朝一番に場所を確保すべく朝四時過ぎに家を出発。八時頃に到着して一年前にお世話になった個人営業の駐車場に停めさせてもらいました。

一年前は海が穏やかな日でしたが、13日の朝は結構波があり水も濁っていました。

ビーチで様子を見ていると、近くの子供が何かに刺されたらしく、母親が子供を連れて監視員さんのいる方へ出かけていきました。

暫くすると「クラゲが出ているので気を付けて下さい」との放送が。

海に入っている時は気づかなかったのですが、波打ち際を見てみると、エビ餃子のような形をした透明の袋に濃い青色の紐のようなものがついた物体があちこちに打ちあがっています。

ドギツイともいえる青色のためとても天然のものとは思えなかったのですが、これがカツオノエボシという触手に強い毒を持つ電気クラゲでした。

監視員さんがスコップを持って取り除いて回っていましたが、運の悪いことに、波で岸に寄せられたカツオノエボシの触手が小学校一年生の息子のふくらはぎに触れてしまい、たちまち腫れてきました。

処置は患部を真水で洗ってキンカンを塗り、腫れがおさまるのを待つのみ。

波遊びに夢中になりかけていた息子は、もう海に入らない!!とふさぎこんでしまいました。

しばらくして潮が引き岩場もあらわれてきたので、潮だまりに海の生物を見に行こう!!と妻と小4の娘、小1の息子を誘って岩場の方へ行くことにしました。

三人が岩にかがんで海の生物を観察している間、自分は虫捕り網を持って水中へ。

漁師でもない自分が振り回す網に引っかかってくれる魚がいないことに気付くのに時間はかかりませんでした。

岩場に上がると三人の方は色々と収穫があった様子。

ヤドカリにイソガニ、そして小さなウニまで採っていました。息子が軍手をはめた手で岩の割れ目の奥に引っ込んでいるウニの棘を引っ張り引きずり出したとのこと。なかなかやるなあ。

一晩一緒に過ごすことにして、連れて帰ることにしました。

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翌日14日も朝から岩地海岸へ。

相変わらず波は強いですが、13日に比べると水は澄んできていました。

子供たちは浮き輪を使って波乗りに熱中。前日のクラゲのトラウマが薄れたことを見計らい、魚たちを見るために皆で岩場の方へ。

子供でも足が届いて休むことができる岩棚のスポットをあらかじめ見つけておいたので、その周りの水中をのぞき、ソラスズメダイの群れ、イシダイやクサフグの幼魚などが泳ぎ回るのを観察しました。

子供たちは波乗り遊びが楽しくてしょうがないらしく、お昼過ぎまで飽きずに遊んでいました。