週末パスでの鉄道父子二人旅~準備編 (永遠の場所 20)
小学2年生の息子の愛読書は『なるほどKids 日本全国鉄道旅行』です。
3歳になる前に鉄道に目覚め、鉄道熱は冷めることなく5年以上続いています。
彼は『なるほどKids 日本全国鉄道旅行』を二冊持っていて、一冊目は2008年に発行されたもの、二冊目は2012年に発行されたものです。
2012年版にはE5系はやぶさの写真が掲載され、東北新幹線の路線図が新青森駅まで伸びています。
幼稚園の頃からこの本で見る駅名を通じて漢字を覚え、難しい漢字も読めたりします。
ただ家族で遠出をする際には車で出かけることがほとんどなので、彼にとって鉄道に乗るのは東京・神奈川中心で、あとは東海道新幹線と旅先で乗る短い区間の電車のみでした。
夏休み。
息子は義父と二人で一日鉄道旅行をすることになり、時刻表を買ってあげると早速時刻表も読み込み始めました。
義父とは、小田原から、東海道線、身延線、中央線、横浜線、相模線、東海道線を使って、小田原まで戻ってくるという鉄道旅行をしました。
小田原からまず東海道線で富士まで、富士からは身延線をワイドビューふじかわで甲府まで、甲府から中央線をスーパーあずさで八王子まで。
八王子から横浜線・相模線で橋本経由茅ヶ崎まで、そして茅ヶ崎から東海道線で小田原まで戻るというルートでした。
息子は大満足して帰ってきました。
そして今回、JR東日本の週末パスを使って上越・東北方面へ、息子と二人で一泊二日の鉄道旅行をすることにしました。
息子にとってはE2系から最新のE7系までバラエティ豊富な車両が走っているJR東日本の新幹線が魅力的。
これまで東京駅の新幹線ホームまで東北・山形・秋田、上越・長野新幹線を見に行ったりしていました。
新幹線鉄ジャンゲームも持っていて家族で遊んでいたので、JR東日本の新幹線に乗るのは彼のあこがれでした。
息子に念願のJR東日本の新幹線で旅する機会をつくってあげようと今回の旅を企画しました。
ルートは息子の希望も踏まえて考えるつもりでしたが、何をおいても ①Maxの二階建て車両に乗りたい、②E5系はやぶさに乗りたい、というのが彼の希望でした。
一方父親としても、電車に乗りっぱなしではなく、どこか一カ所では観光の時間をとりたいとの希望がありました。
息子と色々議論した結果、下記のルート・旅程に決定しました。
【初日(土曜日)】
1) 上越新幹線 Maxとき309号 東京 8:24 - 新潟 10:37
2) 羽越本線 特急いなほ3号 新潟 10:58 - 酒田 13:06
3) 陸羽西線 快速最上川 酒田 14:00 - 新庄 14:51
4) 奥羽本線 新庄 16:14 - 山形 17:23
【二日目(日曜日)】
1) 仙山線快速 山形 9:45 - 仙台 10:53
2) 仙石線快速 仙台 11:07 - 松島海岸 11:34
3) 仙石線 松島海岸 14:32 - 仙台 15:09
4) 東北新幹線はやぶさ22号 仙台 15:30 - 東京 17:04
ついつい仙台の方から山形・新潟を回る前提でルート・時間を考え始めていました。
が、息子が「新潟の方から回ればいいんじゃないの」と時刻表で具体的な列車名を調べ始め、ああそうか、と自分の頭の固さに気付かされました。
さて初日は、待ち時間を除けば、ほぼずっと鉄道の旅。
二日目は観光の時間を入れてもらうことにして、山寺 or 松島海岸で検討した結果、松島海岸になりました。
旅程が固まったので、週末パス、並びに新幹線と特急の特急券を購入し、山形のホテルを予約して準備完了です。
息子は、鉄道旅行地図帳と時刻表の確認に余念がありません。