レザークラフト~トートバック (手づくりバンザイ 1)
三年ほど前にレザークラフトを始めました。
その頃は仕事が特に忙しかったので、気分転換に無心に取り組めることを求めていました。
また以前から、手づくりに興味があり、手づくりビールや木製のカトラリーなどを作っていました。
手づくりに目覚めたのは妻や義父の影響が大きいです。
義父はとても器用な人で、部品から手作りで模型の船や飛行機を造ってしまうほどです。
壊れたおもちゃなどももすぐに直してくれるので、息子も義父に絶大な信頼を寄せています。
その義父の影響でしょうが、妻も器用で手づくり上手です。
そして、娘も母親の影響を受けて工作好きで、手芸や折り紙が得意です。
ある時、カルチャースクールの案内にレザークラフトを見つけ、本を買ってきて自分で始めてみようと思い立ちました。
早速本を購入、道具と革材料は渋谷の東急ハンズで買ってきました。
まずは、一番簡単なキーホルダーから始め、ブックカバー、キーケース、筆入れ、名刺入れなどに取り組んでいきました。
材料については、最初の頃は渋谷の東急ハンズで買っていましたが、そのうちに浅草橋の革材料のお店に探しに行って、適当な大きさのものを買うようになりました。
ちょうどその頃、最寄駅の改札を出たところに空きスペースができ、週替わりでお店が入るようになりました。
そしてある時、そのスペースに革材料のお店が出ていました。靴やバックとともに革材料も売っていました。
一枚革もたくさん売っていて、そろそろカバンづくりにも挑戦してみようと思い始めていたので、お店のおばさんに相談しながら柔らかい焦げ茶色のなめしの一枚革を購入することに決めました。
まずはレザークラフトの本を参考にしながら図面を引いて型紙をつくり、型紙を革に写した後で裁断していきます。
柔らかい革なのですが、それなりに厚みがあるので、まっすぐ裁断するのに一苦労でした。
バックの内側をどうするかについて妻と相談し、トワルドジュイというフランスの伝統的なデザインの布を貼ることにしました。
妻がトワルドジュイの布で袋をつくって上部に帯状にした同じ革を縫い、その革の帯の部分を自分が革のカバンに縫い合わせることにしました。
革に弾力があって針が引っかかるので縫い進めるのに結構難儀しましたが、下の写真のようなトートバックが出来上がりました。
内側はこのようにトワルドジュイの布がついています。
底板も妻がつくりました。
細かく見れば仕上がりが不十分な部分もありますが、それなりに満足のいく出来上がりになりました。
妻がお出かけに使ってくれています。